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環境情報科学学術研究論文集22 (2008年)

[pp.109-114]

小島開発途上国における気候変動への適応戦略の研究-ツバルとサモアの事例より

森田 香菜子 (東京工業大学)


要旨:
本研究では,小島開発途上国の気候変動への適応策を推進するために有効な戦略を考案することを目的とし,ツバルとサモアの事例研究を4つの軸,1)気候変動の影響,2)適応策の種類・費用,3)国内政策・制度,4)資金援助体制を基に分析した。研究の結果,ツバルでは事後的でトップダウン型,費用の高い適応策が必要で,国家の適応実施能力の低いツバルでの適応策推進には,レシピアンが地域組織となる援助形態が有効となる。サモアでは事前的で比較的費用の低い適応策が必要で,国家の適応実施能力の比較的高いサモアでは,その推進に地球環境ファシリティーを軸とし,レシピアンが国家・ローカル組織となる援助形態が有効となる。


キーワード:
気候変動への適応策,小島開発途上国,ツバル,サモア