[pp.7-12]
東 善広 (滋賀県琵琶湖環境科学研究センター)
要旨:
琵琶湖流域における参加型流域管理のために,WebGISを用いた水環境調査支援システムの開発と実践普及により,数多くの活動団体の調査情報を横断的に共有できるようになった。一方で,本システムの自発的利用には課題が認められ,この技術が環境保全活動に役立つことを知ってもらう場づくりや仕組みづくりの構築が重要であることがわかった。それにもとづいて実践方法を改善した結果,事例数はまだ少ないものの,活動団体の自発的利用度を高めることができたため,流域管理への地域住民の主体的参画を促進させる手法としていくための提案ポイントを明らかにした。
キーワード:
住民参加型GIS,水環境,琵琶湖,JA,,