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環境情報科学学術研究論文集21 (2007年)

[pp.631-636]

廃木材の舗装材としての基本性能に関する研究-物理・化学的性質の観点から

森田 千尋,大野 博之 (長崎大学,(株)環境地質)


要旨:
近年,大量に発生する廃木材の有効利用が望まれている。そこで,廃木材(木チップ)の舗装材としての適用の可能性について検討した。その結果,表層材のみの打ち換えですむ2 層構造にすること,混合剤は樹脂などでリサイクルし易くすること,重金属を余り含まない伐採木を利用することにより問題点の少ない舗装材利用となることが示された。また,弾力性の面では廃木材を利用することで,体に対する負荷の少ない舗装材となること,透水性の観点から,路盤材は石膏を混合剤として利用し表層材は樹脂を混合させたものが良いこと,表層材としては混合剤に樹脂を用いた方が保温・保湿効果が高いことが示された。


キーワード:
木チップ,混合剤,ヒ素,透水性,弾力性,保温・保湿性