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環境情報科学学術研究論文集21 (2007年)

[pp.595-600]

植物を活用した汚水浄化システムの開発に関する研究-カスケード方式植物汚水処理装置の開発

松本 洋俊,糸長 浩司 (日本大学)


要旨:
植物を活用して汚水を浄化する装置の開発研究である。クワズイモと濾材を用いて独自に『カスケード方式植物汚水処理装置』を開発し汚水浄化とバイオマス生産の性能について考察した。コイ養殖負荷と家畜排泄負荷を用いて汚水浄化実験を行った結果,各実験でリンの処理性能は低かったが窒素では顕著な処理性能を示した。また,コイの許容養殖数は400L養殖槽で48gのものが110 から215 尾であることが試算された。なお,クワズイモの成長はゼオライト濾材で最も顕著であった。『カスケード方式植物汚水処理装置』は植物の根と濾材からなる浄化部位を槽水面上に設置し水を立体的に循環させることで,効率的な汚水浄化とシステムのコンパクト化を実現し,省エネ化が期待された。


キーワード:
リビングマシーン,植物汚水浄化,バイオマス,栄養塩,濾材