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環境情報科学学術研究論文集21 (2007年)

[pp.507-512]

長期観測による新宿御苑のにじみだし現象の解析

永谷 結,梅木 清,本條 毅,菅原 広史,成田 健一,三上 岳彦 (千葉大学,防衛大学校,日本工業大学,首都大学東京)


要旨:
新宿御苑において約1ヶ月にわたって超音波風速計を設置し,長期間の微気象観測を行なった。得られた風向・風速データから,にじみ出し現象の発生条件や,発生頻度,連続時間などの解析を行なった。にじみ出し現象が18時から翌6時に発生していたのは全観測期間38日間中で28日間であり,一日当たりのにじみ出し現象の平均抽出数は9.64(10分単位)であった。にじみ出し現象発生時の風速平均は苑内南側でおよそ0.2~0.3m/sであった。にじみ出し現象の発生頻度は18時から翌朝6時に高く,その中でも深夜から早朝に高かった。連続時間と発生密度についても深夜から早朝にかけて大きくなる傾向が見られた。


キーワード:
にじみ出し現象,クールアイランド,微気象観測,都市気候,都市緑地,ヒートアイランド