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環境情報科学学術研究論文集21 (2007年)

[pp.483-488]

類型化を利用した新たな便益移転法-GISによるため池整備事業評価システムの構築

北野 慎一,渡邉 正英,上野 健太,矢尾田 清幸,浅野 耕太 (近畿大学,大阪経済大学,京都大学,京都府農業総合研究所)


要旨:
本稿の目的は,公共事業の外部経済効果の測定を効率的に行う手段として注目されている便益移転を簡易に行うための便益移転システムを開発することである。事例として,大阪府のため池を対象として実施されたオアシス整備事業を取り上げる。本稿で提案する便益移転法は,1.専門家による便益移転可能なため池の類型化,2.代表ため池の便益評価,3.同じ類型内のため池間での便益移転,という手順をとる。最終的に,この一連の移転プロセスにGIS を利用して地理情報を組み込みシステム化することで,便益移転をより簡易にそしてより精緻に行うことが可能となる。


キーワード:
公共事業評価,ため池整備,類型化,レクリエーション価値,GIS