記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 21 (2007年) > PALSARおよびAVNIR-2を用いたサロベツ湿原と周辺における土壌水分の推定

環境情報科学学術研究論文集21 (2007年)

[pp.477-482]

PALSARおよびAVNIR-2を用いたサロベツ湿原と周辺における土壌水分の推定

薗部 礼,谷 宏,高田 雅之,王 秀峰 (北海道大学,北海道環境科学センター)


要旨:
乾燥化が深刻な問題となっているサロベツ湿原と周辺において,陸域観測技術衛星「だいち」に搭載されているPALSAR およびAVNIR-2 によるデータを用いて土壌水分を推定した。PALSAR データである後方散乱係数は土壌水分以外に植生と表面粗度の情報も含まれている。そこで,後方散乱係数から土壌水分を推定するために,植生に関する変数として時期的なNDVI の差を組み込み,基準とした日の衛星データとの差を用いることによって表面粗度の影響を除去した。その後,処理された衛星データおよび実測した体積含水率から土壌水分推定モデルを作成した。このモデルを用いて推定した体積含水率と実測した体積含水率の間には相関が見られ,本手法の有効性が示された。


キーワード:
陸域観測技術衛星だいち(ALOS),L バンド,サロベツ湿原,土壌水分