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環境情報科学学術研究論文集21 (2007年)

[pp.463-466]

航空レーザスキャナを用いた土壌水分の推定に関する事例研究

谷 宏,小林 伸行,薗部 礼,王 秀峰,一条 博幸 (北海道大学,北海道総合研究調査会,北海航測(株))


要旨:
航空機搭載のレーザ測器を利用した土壌水分計測手法を検討した。用いた航空機搭載型のレーザ測器は,1069nm のレーザパルスを照射し,航空機と反射ポイント間の距離だけでなく反射強度も計測できる。室内において人工光の下で異なる土壌水分の条件で測定した土壌の反射率は,レーザ測器の測定波長である1069nm で体積含水率と直線的関係が得られ,レーザ測器による反射データは土壌水分推定に使用可能と判断した。レーザ反射値のキャリブレーションにより反射強度は一次式で反射率に変換できることが判明したので,これらの関係を利用して土壌水分を推定した。推定値と実測値との関係は,高含水率側でばらつきが大きくなったが,概ね良好な推定値が得られた。さらにレーザ反射値の画像を利用して圃場の土壌水分マップが作成できた。


キーワード:
航空レーザスキャナ,土壌水分,近赤外線,反射率