[pp.451-456]
柳 奈保子,土田 えりか,藤田 壮,Wong Looi Fang,山口 直久 (東洋大学,(独)国立環境研究所,(株)エックス都市研究所)
要旨:
本研究では,一般廃棄物の資源循環の実現に向けての施策立案とその評価を目的として,川崎市を対象としたGIS によるデータベースと政策シナリオの評価システムを構築した。家庭系・事業系一般廃棄物の発生量分布の推計,効率的な廃棄物輸送を行うための道路ネットワークを考慮した最適な輸送ルートと収集範囲の設定のプロセスとともに,循環型産業施設と処理施設の技術データを用いて廃棄物発生量を定量的に把握し,廃棄物の収集運搬・施設運転に伴うCO2排出量を評価するシステムを構築した。
キーワード:
空間分布,地理情報システム(GIS),有機循環,循環型産業,CO2削減量