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環境情報科学学術研究論文集21 (2007年)

[pp.447-450]

都市型里山を対象とした微地形と植生の組み合わせに基づくランドスケープユニット概念の提案

菊池 佐智子,輿水 肇 (明治大学)


要旨:
都市型里山のケーススタディに,農業の活性化や大学と地域の交流を目指した農業公園づくりを展開する神奈川県川崎市麻生区黒川の黒川上地区とその周辺を選定して,丘陵地の特性を微地形スケールと植生の具体的内容を組み合わせ「ランドスケープユニット(Landscape Units:L.U.)」で表現した。面積の値を用いた多変量解析と選好性指数から,作成したL.U.は1)地形改変に伴う微地形と植生からみた都市型里山の現状,2)地形改変に由来する自然と都市住民の関係性を特性として持つことが示唆された。そして,このような特性を持つL.U.は,都市型里山の景観構成要素として景観評価に試用することにより,都市住民の心理評価や文化を包括した都市型里山の構造把握を可能にすることが考えられた。


キーワード:
都市型里山,微地形単位,植生単位,選好性指数I