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環境情報科学学術研究論文集21 (2007年)

[pp.399-404]

都市気象・ビルエネルギー連成数値モデルを利用した熱中症予報システムの開発-大阪市を対象にした検証例

大橋 唯太,亀卦川 幸浩 (岡山理科大学)


要旨:
都市域のヒートアイランド現象によって増加しつつある熱中症の発症を予報する目的で,数値モデルを利用した熱中症予報システムを構築した。この予報システムは,3 次元メソスケール気象モデル,都市空間内の鉛直1 次元大気モデル,冷房排熱の予測モデルによって構成されている。予報システムの精度検証のため,大阪市を対象にして2004 年7 月25 日から8 月14 日までの計21 日間の熱中症リスク評価を温熱指標WBGT によっておこなった。その結果,評価期間全般について,昼夜ともに定量的なWBGT 値の再現に成功し,一般に広く利用されているメソスケール気象モデルだけを用いた場合に比べて格段に計算精度を向上させることができた。


キーワード:
熱中症予報,WBGT,都市気象・ビルエネルギー連成数値モデル,大阪市