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環境情報科学学術研究論文集21 (2007年)

[pp.117-122]

圃場整備された谷戸に生息するホトケドジョウの生息環境に関する研究

持田 美和,倉本 宣 (明治大学)


要旨:
絶滅危惧種のホトケドジョウは湧水のある環境の指標動物であり,谷戸の代表種でもある。本種は圃場整備された現代の谷戸でも生息が確認されている。本研究では,本種の谷戸内の移動の実態および生活史を明らかにし,本種が生息を続けられる圃場整備後の保全対策の提言を行った。調査は多摩川の支流の三沢川源流域に位置する,3本の谷戸の用水路および細流で行った。環境調査と標識調査を行った結果,谷戸の水路環境によって生活史が異なることが明らかとなった。圃場整備後も本種が生息を続けるためには,非灌漑期にも小水路を機能させることや,水路に堰を残すことが重要である。


キーワード:
圃場整備,生活史,谷戸,保全,標識再捕獲