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環境情報科学学術研究論文集21 (2007年)

[pp.111-116]

木曽川中流部中洲跡地におけるカワラサイコの生育地特性について

大澤 啓志,片桐 由希子,山下 英也,石川 幹子 (慶應義塾大学)


要旨:
木曽川中流部の河川敷の公園予定地において,カワラサイコを指標種にその生育地特性を考察した。資料図面および現地調査により,生態的立地特性を反映した自然環境情報図として地形区分図と植生図を作成した。カワラサイコの生育分布を悉皆調査したところ,約20400株が確認され,ほぼ高位の河原に分布が限られた。作成した地図に生育範囲を重ね合わせた結果,大部分が稀な冠水性の高位の自然草原に含まれ,このエコトーン区分が本種の主要な生育地であることが示された。また,本指標種の保全上,公園計画において留意すべき事項を考察した。自然環境情報図の応用的な利用として,一連の生態的な計画フローを提示することが出来た。


キーワード:
カワラサイコ,河川敷,エコトープ,自然環境情報図,木曽川