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環境情報科学学術研究論文集21 (2007年)

[pp.81-86]

土壌交換性ナトリウム濃度を環境指標とした海岸埋立地に植栽された2樹種の成育評価

井上 悠香,大藪 崇司,藤原 道郎,山本 聡 (内山緑地建設(株),兵庫県立大学)


要旨:
本研究は海岸埋立地という特殊環境の中で,樹木が健全に育つために必要な環境条件について明らかにした。海岸と直角方向に等間隔に植栽されたマテバシイとウバメガシを調査対象樹木とし,気象状況や土壌交換性ナトリウム濃度などの植栽環境調査および樹高・枝張り・最大光合成速度などの樹木の形状および生理生態調査を行った。その結果,海岸線からの距離と土壌交換性ナトリウム濃度の相関関係が高いこと,土壌交換性ナトリウム濃度の増加に伴い,成長量と生理活性が低下することが認められた。海岸埋立地において成長を維持するためには,海岸線から距離および土壌交換性ナトリウム濃度としてウバメガシでは48m,50.6mg/100g,マテバシイでは88m,25.0mg/100g であると考えられた。


キーワード:
土壌交換性ナトリウム濃度,最大光合成速度,海岸埋立地,マテバシイ,ウバメガシ