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環境情報科学学術研究論文集21 (2007年)

[pp.55-58]

ヤマモモ(Myrica rubra)の種子発芽習性からみた生育環境と増殖法

濱野 周泰,高松 匠也,鈴木 貢次郎 (東京農業大学,(株)高松植物園)


要旨:
ヤマモモの種子発芽に及ぼす温度や光条件,種子寿命について調べ,生育・種子発芽環境や種子増殖法について考察した。‘瑞光’と‘森口’,‘千葉産’,‘横浜産’の4種の最も発芽率の高い温度は,15°C前後であった。自生地の温量指数によれば,1年のうち約5~6ヶ月間が15.0~17.5°Cであった。この値と実験室内における発芽温度・期間がほぼ一致した。光発芽性種子であり,乾燥短命種子であった。無処理は発芽率は約45%であり,発芽までに180日を要したが,ジベレリン(GA3)処理によって100ppmでは約90日で発芽を開始し,約180日で70%の発芽率に達した。


キーワード:
ヤマモモ,種子発芽,温度,光発芽性種子,GA3,種子寿命