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環境情報科学学術研究論文集21 (2007年)

[pp.13-18]

漂着油残留年数と海岸の礫形の関連性-ナホトカ号事故事例より

濱田 誠一,沢野 伸浩 (北海道立地質研究所,星陵女子短期大学)


要旨:
礫浜は油防除作業が非常に困難であり,海岸により油の残留特性が著しく異なる。そのため油防除の効率向上や長期的な環境被害の低減を図るには,各礫浜の油残留特性を予め評価しておく必要がある。本研究では礫浜の油残留特性と海岸の礫形の関連性を検討するため,ナホトカ号油流出事故後,漂着油が長期間残留した能登半島の礫浜において画像解析による礫形評価を行い,モニタリング調査による油残留年数と比較した。礫形の最大投影面の画像を,(1)投影面積と周長の比,(2)平滑化した輪郭と実際の輪郭との差,(3)輪郭の屈曲角度の3点から指標化した結果,各指標と油残留年数に高い相関が見られ,特に③の指標に高い相関(R2=0.858)を得た。


キーワード:
油流出,礫形,自然残留特性,能登半島,ナホトカ号