[pp.327-332]
坂部 創一,新井 哲郎,山崎 秀夫,守田 孝恵 (創価大学 ,(株)オータ,山口大学)
要旨:
情報環境が及ぼすVSC(Virtual-Space-Centered: 仮想空間依存症)の予防策として,先行研究のない「良書の読書」と「運動」効果に着目し,理論仮説を設定した。それは,「良書読書量と運動量が多い人は,VSCになりづらくQOLも高い傾向を示す」である。そして,情報系大学生を対象に調査を実施して,共分散構造分析で仮説を検証した。その結果,理論仮説が検証され,VSCの予防策として日頃の「良書の読書」と「運動」の有効性が示唆された。
キーワード:
WHOQOL26,テクノ依存症,仮想空間依存症,良書の読書,運動,共分散構造分析