記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 20 (2006年) > 環境教育政策の策定の動機に関する研究

環境情報科学学術研究論文集20 (2006年)

[pp.247-252]

環境教育政策の策定の動機に関する研究

高橋 正弘 ((財)地球環境戦略研究機関)


要旨:
マレーシア国サバ州において環境教育政策が策定される初期段階のプロセスを参与観察し,サバ州政府がなぜ環境教育政策の策定を開始したのかについて,その動機を探求する目的でケース・スタディを行った。参与観察は2005年9月に一週間,そして2006年1月より5月までの期間実施した。費用低減,負荷軽減,経験,国際社会,国内世論,地方から,パターン適合を用いてこのケースにふさわしい動機を析出したところ,州政府は国際社会と負荷軽減という動機を政策の策定開始時に持っていたこと,そして内発的な動機と他律的な動機とのバランスが当該政策の策定開始に寄与したことが明らかになった。


キーワード:
環境教育政策,ケース・スタディ,参与観察,動機