記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 20 (2006年) > 自然公園の過剰利用対策としての収容力の扱い及び適性利用を図る計画手順上の課題

環境情報科学学術研究論文集20 (2006年)

[pp.171-176]

自然公園の過剰利用対策としての収容力の扱い及び適性利用を図る計画手順上の課題

小林 昭裕 (専修大学)


要旨:
本研究では,まず,過剰利用対策の根拠となる科学的知見について,利用による環境変化に関し研究上の蓄積がある米国の研究事例と日本の事例とを比較した。第二に,収容力を導入している米国での論議から,概念および計画策定の課題を整理した。第三に,適正利用のための対応策が構築されている米国を参考に,改善点を明らかにした。その結果,管理の実効性を高めるには,現在不足している科学的知見の裏づけを充実する必要性が確認された。収容力を用いた管理対策の立案に際し,科学的知見をベースとするが,価値判断と客観的記述を区分し,明瞭かつ公平な施策立案過程を構築する必要性,計画論として逐次改善を図るプロセスを確立させる必要性が確認された。


キーワード:
過剰利用,適正利用,計画手順,収容力,自然公園