[pp.129-134]
河合 康統,宮崎 隆昌,中澤 公伯 (杉田建設(株),日本大学)
要旨:
近年,高度成長期に建設された建物や住宅の更新時期にあたり大量の建物が解体されることに伴い,建設廃棄物の排出量も大幅な増加が見込まれる。これに対し,建設現場での発生抑制,リサイクルを推進していくこと,建設廃棄物の排出量に見合った再資源化施設と処理施設の確保が必要不可欠とされている。本研究では,流通形態を意識した処理施設の最適な立地形態の模索を念頭におき,首都圏における建設副産物を処理施設立地の把握と人口密度,土地利用状況との関係について調査するとともに,分析・検討を行った。
キーワード:
建設副産物,処理施設,地理情報システム