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環境情報科学学術研究論文集20 (2006年)

[pp.93-98]

アズマネザサの管理形態の違いが鳥類の分布に及ぼす影響

吉田 元臣,葉山 嘉一 (日本大学)


要旨:
里山林では,管理が放棄されることにより林床植物種数の減少が生ずることが報告されている。しかし,低木層以下の植生管理と鳥類の出現状況についての研究事例は多くない。そこで,林床のアズマネザサの管理形態が異なる4区画(無管理区,縞状管理区,全刈り区,毎年管理区)を設定し,鳥類の分布について調査した。その結果,主に高木層および亜高木層を利用する種は,林床の管理形態の違いによる影響を受けない傾向が認められた。また,低木層以下を利用する種にとっては,低木層以下の植生の密な部分があることが重要であると推察された。


キーワード:
里山,鳥類,アズマネザサ,植生管理,階層構造