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環境情報科学学術研究論文集20 (2006年)

[pp.71-76]

国版および地方版レッドデータブックから見た日本の海岸植物の絶滅危惧の現状-本州・四国・九州における状況

澤田 佳宏,服部 保,内田 圭 (兵庫県立人と自然の博物館,兵庫県立大学,(株)ウエスコ)


要旨:
日本の海岸植物の絶滅危惧の現状を明らかにすることを目的として,本州・四国・九州に分布する海岸植物のリストを作成し,国版および地方版レッドデータブック(RDB)における記載情報を整理した。海岸植物167種が抽出され,このうち23%は国版RDBに記載されていた。ハビタット別にみると,「塩湿地・汽水域」の種は国版RDBへの記載種の割合(RDB記載種率)が高く,また都府県レベルでの絶滅事例も多かった。「浜・砂丘」の種は国版RDB記載種率は低かったが,都府県レベルでの絶滅事例は多かった。「磯・崖」の種は局所分布種が多く,国版RDB記載種率は高かったが,都府県レベルでの絶滅事例は少なかった。


キーワード:
海岸植物,レッドリスト,海浜,砂丘,塩湿地,岩石海岸