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環境情報科学学術研究論文集20 (2006年)

[pp.59-64]

生態系モデルを用いた異なる立地特性における砂漠化プロセスの差異に関する研究

岡安 智生,佐々木 雄大,Undarmaa JAMSRAN,武内 和彦 (東京大学,モンゴル国立農業大学 )


要旨:
本研究では,モンゴル国で見られた立地特性により異なる砂漠化プロセスを例に取り,生態系モデルと風食モデルをカップリングさせることで,立地条件の違いによる成立植生の差異を,過放牧に対する応答の差異も含めて単一のモデルで再現することを試みた。その結果,土性の違いが風食等の差異を生み,質的に明確に異なる砂漠化プロセスを再現することができた。植生機能タイプによる根の鉛直分布の差異の除去,もしくは風食の影響の除去をした状態でのシミュレーションを行ったところ,現象は再現できず,両要因が今回行った例を再現するのに不可欠であることがわかった。


キーワード:
砂漠化,生態系モデル,立地特性,風食