記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 20 (2006年) > 統合評価モデルを用いた温室効果ガス安定化濃度目標下におけるイネ・小麦の潜在生産変化の国別影響評価

環境情報科学学術研究論文集20 (2006年)

[pp.19-24]

統合評価モデルを用いた温室効果ガス安定化濃度目標下におけるイネ・小麦の潜在生産変化の国別影響評価

肱岡 靖明,高橋 潔,久保田 泉 ((独)国立環境研究所)


要旨:
地球温暖化による危険な影響を回避するための具体的な温室効果ガス安定化水準を検討するためには,排出削減に要する努力と様々な分野別影響の大きさを,短期的・長期的な両方の視点を持ちつつ,総合的に評価する必要がある。そこで本研究では,(1)排出削減の視点から温室効果ガス安定化シナリオに関する既存の知見を整理し,(2)統合評価モデルを用いて安定化濃度目標下におけるイネ・コムギの潜在生産性変化の国別温暖化影響評価を行った。結果,厳しい安定化濃度目標を設定する場合には,何も対策を講じなかった場合と比べて影響を軽減しうる可能性が示唆されたが,目標達成には緊急で大幅な温室効果ガス削減に取り組まなくてはならないことが示された。


キーワード:
地球温暖化,安定化濃度,温暖化影響,統合評価モデル,影響評価モデル