記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 19 (2005年) > 地産地消が輸送起因の環境負荷削減に及ぼす効果の分析-地域通貨イサカアワーを事例として

環境情報科学学術研究論文集19 (2005年)

[pp.497-502]

地産地消が輸送起因の環境負荷削減に及ぼす効果の分析-地域通貨イサカアワーを事例として

吉田 登 (和歌山大学)


要旨:
本研究では,まず,地域通貨イサカアワーが流通するニューヨーク州トンプキン郡における財・サービスの自給割合を示す域内調達率RPC(Regional Purchase Coefficient)の2時点間の推移を分析し,次いで,既往研究に基づいて推計されたイサカアワーによる部門別取引額のデータを産業連関分析に適用し,同地域通貨イサカアワーを使った最終消費により削減される,輸送起因の直接・間接を含む誘発二酸化炭素排出量について,地域間交通を簡略化した条件の下で推計した。分析の結果,地域通貨イサカアワーの流通により年間に炭素換算で約308kg-Cの誘発二酸化炭素の削減効果がもたらされることが推計された。


キーワード:
誘発二酸化炭素,産業連関,地域通貨,イサカアワー,地産地消