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環境情報科学学術研究論文集19 (2005年)

[pp.371-376]

農業基盤整備事業による湿原環境の保全とその効果―天然記念物「赤井谷地沼野植物群落」を例として

笹田 勝寛,河野 英一,島田 正文,浅野 紘臣,間野 伸宏,伊藤 健司 (日本大学,JA南彩)


要旨:
赤井谷地の内外にこれまでに施された保全対策の効果を検証する目的で,矢板の設置による周縁部および指定地内の地下水位への影響,湿原北部における水収支への影響,および休耕地における植生の状況について調査し,今後の保全策について検討を行った。その結果,矢板近傍での地下水位の堰上げ効果は顕著であったが,水収支などの広範囲への影響については確認できなかった。休耕地における植生は水田雑草が優占する草本群落が発達していたが,湿生植物群落への遷移の可能性も見ることができた。


キーワード:
湿原,農業基盤整備事業,環境保全,地下水位,赤井谷地沼野植物群落