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環境情報科学学術研究論文集19 (2005年)

[pp.347-352]

黒ボク土壌地帯における土壌水の窒素濃度変化-神奈川県藤沢市内の農場を事例として

長坂 貞郎,伊藤 真啓,石川 重雄 (日本大学,新潟県十日町地域振興局)


要旨:
土壌中の通水過程が土壌から流出する窒素負荷に与える影響を評価することを目的として,畑地と草地における土壌水水質調査,微生物の影響を評価する実験,カラムを用いた通水実験を行い,NO3-濃度変化について考察した。土壌水水質調査では,畑地と草地で濃度に違いがあり,深さや季節によっても濃度変化が異なっていた。微生物の影響を評価する実験より,浅層の方が微生物活動の影響を受けていると推察された。カラム実験では,給水間隔が短い場合には給水時の浅層での濃度低下が著しく,長い場合には給水間に各深度で濃度上昇がみられた。各給水後におけるカラムからの排出水濃度は,その時の深層における土壌水濃度と近い値に収束した。


キーワード:
硝酸態窒素,土地利用,微生物,カラム実験