記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 19 (2005年) > 濾材活用型アクアポニックスの開発に関する基礎的研究-日大CNESでの植物汚水浄化・バイオマス生産複合プラント開発実験

環境情報科学学術研究論文集19 (2005年)

[pp.331-334]

濾材活用型アクアポニックスの開発に関する基礎的研究-日大CNESでの植物汚水浄化・バイオマス生産複合プラント開発実験

松本 洋俊,糸長 浩司,長坂 貞郎,大塚 肇 (日本大学)


要旨:
本研究はエコロジカルな視点から,生物資源を効率的に活用したアクアポニックスシステムの開発を目的とし,まず養殖水中での栄養塩負荷の除去を図るため,各種濾材と植物を組合わせたシステムを構築し水質評価を行った。その結果,植物による一定の負荷除去効果を示した。また,コイ養殖とクウシンサイ水耕を組合わせたアクアポニックスモデルを構築し,養殖と水耕による栄養塩収支の評価を行った結果,栄養塩が若干増加傾向を示したが比較的養殖水質は栄養塩が低濃度で安定していた。バイオマス生産評価では,コイは飼育環境の季節による低温化に伴い良好な成長を図ることができなかったが,植物については濾材の違いによる成長特性について基礎的知見を得た。


キーワード:
アクアポニックス,ゼロエミッション,水産養殖,バイオマス,栄養塩,濾材