記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 19 (2005年) > カエル類の生息分布からみた集居集落の生態的機能について

環境情報科学学術研究論文集19 (2005年)

[pp.275-278]

カエル類の生息分布からみた集居集落の生態的機能について

大澤 啓志,勝野 武彦 (慶應義塾大学,日本大学)


要旨:
平野部の農村の生物相の保全・回復に向け,平野水田のカエル類の分布状況から集居集落の生息パッチとしての生態的機能を考察した。新潟平野南部を事例調査地として,ベルト・トランセクト調査によりカエル類の平野水田への分布状況を把握した。その結果,ニホンアカガエルとシュレーゲルアオガエルの生息が,平野水田内に点在する集居集落近傍において複数箇所で確認された。この2種の生息に必要なまとまりのある草原・樹林環境を集居集落は提供してきたものと推察され,集居集落が両種の生息パッチとして機能してきたことが示された。


キーワード:
カエル,集居集落,生息パッチ,新潟平野