[pp.265-270]
越後屋 雄士,安藤 昭,南 正昭,赤谷 隆一 (岩手大学)
要旨:
ウィンドファーム建設の際には,重要な視点場からの景観を損なわないように考慮する必要がある。本研究は,海岸風景において風車群を俯瞰する場合の風車群の配置形態による錯綜度と景観評価との関係を明らかにすることを目的としている。本研究では,物理的指標として風車群の視軸に対するプロペラの角度を考慮した風車群の配置形態の錯綜度に情報量指標を適用し,心理的指標としてこれらについての景観破壊度を一対比較法による実験により求め,錯綜度と景観破壊度の関係を検討しようとするものである。
キーワード:
風力発電施設,海岸風景,錯綜度,景観破壊度,一対比較法,景観評価