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環境情報科学学術研究論文集19 (2005年)

[pp.117-122]

建築内外熱環境連成計算モデルを用いた屋上緑化の気候緩和・空調エネルギー消費削減効果に関する研究

松下 功,波多野 眞司,鳴海 大典 (大阪ガス(株),関西電力(株),大阪大学)


要旨:
本論文では,屋上緑化における植生種の違いが気候緩和や空調エネルギー消費削減効果に及ぼす影響について,主としてヘデラとセダムの比較から検討を行った。実証試験結果からヘデラは蒸発散の持続効果に優れる一方で,セダムや土壌のみでは速やかに乾燥が進んだ。また,数値計算モデルの計算結果から,屋上緑化を設置することで気温低減効果や冷房用エネルギー消費削減効果を確認することができたが,その効果は特にヘデラで顕著であった。また,今回の計算設定条件では気温低減による間接効果が断熱性向上による直接効果を上回る結果を示した。


キーワード:
ヒートアイランド現象,屋上緑化,エネルギー消費