記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 18 (2004年) > 地域産業連関モデルによる産業廃棄物排出構造の分析

環境情報科学学術研究論文集18 (2004年)

[pp.477-482]

地域産業連関モデルによる産業廃棄物排出構造の分析

阿部宏史 (岡山大学)


要旨:
廃棄物は,人間社会の生産活動や消費活動に伴って不可避的に発生するものであり,現代社会が抱える構造的な問題と言える。本研究では,国全体や地域を対象として,経済循環と環境負荷の関係を総合的に把握することができる産業連関モデルを利用し,国内地域レベルでの産業廃棄物排出構造を分析した。1985年~95年の5年毎・3時点の地域産業連関表と産業廃棄物排出量統計を用いた分析の結果,産業部門中では,特に建設業において産業廃棄物排出量と排出誘発量に急増が見られること,大都市圏と地方圏では産業廃棄物の排出構造に差異があり,地域間交易を通じて大都市圏の環境負荷が地方圏に移転されていることなどが明らかになった。


キーワード:
地域産業連関分析,産業廃棄物,地域構造