[pp.287-292]
山本秀一 (和歌山大学)
要旨: 共有地問題を素材として,プレーヤーの学習行動をコンピュータシミュレーションによって分析した。プレーヤーの学習行動は,学習アルゴリズム<山本(2003>によってプレーヤーのプログラムに実装される。問題の構造に即して学習アルゴリズムを修正することで,探索性能を改善させることができた。また,学習アルゴリズムの拡張についての考察を試みた。
キーワード: 共有地,ゲーム理論,学習,シミュレーション,エージェントベース・アプローチ