[pp.219-224]
小塚みすず,本多義明 (福井大学)
要旨:
近年,大型店周辺の生活環境の保持や改善への対策が急がれている。今後は,住民・出店者・行政3者のパートナーシップによる対応をしていくためにも相互の意識差の認識が必要である。本研究は環境保持および改善のための基準づくりの必要性と対応について大型店出店者と店舗周辺住民に意識調査を行った。その結果,(1) 環境への関心の高さと住民・出店者・行政間のパートナーシップによる基準づくりへの積極的意向を確認した。(2) 検定・分析により,出店者と住民の意識差の認識および各々の意識特性を明らかにし,今後の基準づくりのための基礎的情報を示した。
キーワード:
意識差,パートナーシップ,環境保持,大型店