[pp.95-100]
和田有朗,道奥康治 (神戸大学)
要旨:
本研究では,住民が望む水辺環境を整備するために必要な施設の構成要素および整備の方向についてアンケートに基づき検討した。市民のイメージを因子分析およびクラスター分析を用いて解析した。その結果,清らかな流れや自然の豊かさなど快適性に関する整備を求める意見が多く,自然的要素を考慮した環境整備が必要であることが明らかとなった。また,河川の護岸整備においては,安全に水辺へアプローチできる護岸整備が望まれている。
キーワード:
環境評価,因子分析,河川アメニティ,住民者評価