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平田富士男 (兵庫県立淡路景観園芸学校)
要旨:
兵庫県では,近年まちなみ景観の向上やコミュニティづくりを目的としてオープンガーデン活動に取り組む人が増えてきているが,この活動はまだ歴史が浅く,行政としてはどのような支援が最も効果的か,具体的内容を把握しているわけではない。そこで,このような活動がより活性化されていくためには,どのような行政支援が最も効果的か,オープンガーデンの実施者である住民側の意識をアンケートから探った。その結果,オープンガーデン経験者は行政側に対して,一般的に行政支援として考えがちである「資金援助」よりも開催運営面での支援やPRでの支援等を求めていることがわかった。
キーワード:
オープンガーデン,花と緑のまちづくり,住民参加,行政との協働