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環境情報科学学術研究論文集18 (2004年)

[pp.43-48]

市民団体による樹林地保全活動とそのプロセス-狛江弁財天池緑地保全地区市民の会の活動を事例として

田中聖美,柳井重人,田代順孝 (千葉大学)


要旨:
本研究では,東京都狛江市における狛江駅北口再開発計画に端を発する樹林地の保全に関わった市民および市民団体の活動を対象とし,市民団体によって樹林地が緑地として確保され,維持管理に至った要因を明らかにした。研究の結果,市民団体の活動によって保全に至った主な要因としては,1)開発への反対運動を自らの利害のためだけの問題とせず,広く市民の問題として市民運動に展開させたこと,2)他の市民活動での経験を持つ市民に加え,緑や都市計画等の専門知識を持つ市民が市民運動に参加したこと,3)市民同士が日常的に情報交換できる場所が存在したこと,4)市民団体と行政担当者は,共に作業等を進めて共通認識を持つことができたこと等が挙げられた。


キーワード:
市民団体,樹林地,保全,プロセス