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環境情報科学学術研究論文集18 (2004年)

[pp.31-36]

千葉市内の小中学校による自然環境教育の場としての都市緑地利用の現状と課題

國府田かおり,加藤和弘 ((株)キューブ,東京大学)


要旨:
学校の自然環境教育における都市緑地の利用状況と課題を明らかにするために,千葉市内の小中学校に対してアンケート調査を行った。多くの学校が公園を環境教育の主要な場としていたが,利用を希望しているのは,特に中学校においては生物の豊富な都市林や植物園であることが明らかになった。一方で,教育に利用可能な施設や情報,指導者などを求める学校では公園の利用を希望する傾向があることもわかった。小学校と中学校では自由回答の傾向にも差が見られ,中学校からの回答は安全性と樹木の名前の表示などに関する内容に集中していた。学習者によって緑地への要望が異なることから,今後はより広い利用者を想定した調査研究が必要である。


キーワード:
小学校,中学校,都市緑地,自然環境教育,生物,学習支援