記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 18 (2004年) > 保護樹木制度に着目した都市域での単独樹木に対する認識特性に関する研究-阪神地域(尼崎市および豊中市)を事例として

環境情報科学学術研究論文集18 (2004年)

[pp.25-30]

保護樹木制度に着目した都市域での単独樹木に対する認識特性に関する研究-阪神地域(尼崎市および豊中市)を事例として

田原直樹,吉田有里,上甫木昭春 (兵庫県立大学,東京都港区役所,大阪府立大学)


要旨:
本研究は,保護樹木制度にもとづいて指定された樹木に着目して,都市住民の樹木に対する認識特性を把握し,今後の都市における単独樹木の保全のあり方を探ることを目的としている。阪神地域における2地区で実施したアンケートおよび現地調査の結果,樹木の物的特性では,樹高のような樹木の性状だけでなく,入りやすさや見えやすさという立地条件が樹木の認知に影響を及ぼすこと,居住者の特性では,年齢や地域の自然や歴史に対する教育の有無が樹木への認識に及ぼす影響が大きいこと,保護樹木はそれ以外の樹木と比べて,地域とのつながりを強く意識させ,樹木に対する関わりの点で特徴的な存在であることがわかった。


キーワード:
単独樹木,保護樹木制度,樹木への認識,都市域