[pp.13-18]
小木曽裕,橋本文恵,勝野武彦 (都市基盤整備公団,日本大学)
要旨:
市街地建替集合住宅の川崎大宮団地の屋上緑化,屋上ビオトープ,敷地内緑地に対する居住者の認識・評価・理想像を明らかにした。また緑化に関する情報提供による,居住者の認識・利用方法の変化を検証した。結果としては屋上緑化,屋上ビオトープの認知度は高く,90%が現況を評価しているものの,屋上緑化の有効利用が望まれている。屋上緑化の認知度と敷地内緑地への関心は連動しており,30%がこれらの維持管理に参加意向を示した。緑化に関する情報提供が居住者の意識向上,利用拡大に有効であることが示唆された。
キーワード:
屋上緑化,居住者,意識,情報提供,ビオトープ