[pp.241-246]
桑原 祐史,小柳 武和,志摩 邦雄 (茨城大学)
要旨:
北関東自動車道は,群馬県高崎市から茨城県ひたちなか市に至る全線において事業化された高速自動車国道であり,茨城県内では一部供用が開始されている。このような中,茨城県では自動車道沿線地域に高規格産業拠点の整備・高次都市機能の集積等を促進してゆく計画があり,将来,地域環境(自然・社会)が変化してゆく可能性がある。沿線地域を対象とした諸開発および地域環境情報を整備しておくことは,地域の将来像を議論する上で重要な事前資料になると考える。研究では,沿線開発および地域環境の情報項目の整理および数値化作業を行うとともに,収集範囲の情報間の相互関係から地域開発の今後の留意点を取り纏めた。
キーワード:
地域情報,沿線環境,自然環境,時系列解析