[pp.201-206]
朝倉 暁生,川畑 隆常,平松 あい,高野 誠二 (江戸川大学,(独)国立環境研究所,東京大学)
要旨:
社会の多様化に伴い,環境問題解決の前提として,「多様な立場や価値観への理解」が不可欠となってきている。このための手法として,「ロールプレイング」が注目されており,計画づくりのワークショップなど,一部で取り入れられ効果を上げている。今後は,これをより広く,また多様な形で推進するための知見集積が求められている。そこで本研究では,主に若年層を対象として実施されたワークショップを事例とし,その効果測定を試みた。その結果,このような手法が若年層の関心を惹きつけている一方で,ワークショップづくりのノウハウや人材不足などの課題があり,これをサポートすることが必要であることなどを明らかにした。
キーワード:
ロールプレイング,ワークショップ,合意形成,価値観理解