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環境情報科学学術研究論文集17 (2003年)

[pp.173-178]

山麓周遊路での利用動態にかかわる要因と利用動態の調査手法について-紅葉時期の大雪山国立公園高原地区の沼巡りを事例として

小林 昭裕 (専修大学)


要旨:
本研究では,大雪山国立公園高原地区の沼巡りを事例に,利用動態に関わる要因と調査手法上の問題を検討した。利用者数の把握では,時間尺度として月,日,時で把握された利用動態の特性から調査手法上の課題や必要性を示した。また,個人属性や気象条件,時期,行動の面から,利用動態に変化をもたらす要因を把握した。その結果,日毎の利用者数には気温や時期,規制による影響がみられたほか,入山時間や下山時間,滞在時間では経路や時期,気象による影響がみられた。一方,利用者集団毎の特性や利用動態を記録した入林者名簿と,アンケートで得た内容を照合した結果,利用動態を把握する上でサンプリング調査の手法に関し,改善が必要であった。


キーワード:
国立公園,利用者,調査手法,標本,来訪,大雪山