記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 17 (2003年) > 街路空間における放射量と温度の空間平均と変動-新宿御苑周辺市街地を例として

環境情報科学学術研究論文集17 (2003年)

[pp.47-52]

街路空間における放射量と温度の空間平均と変動-新宿御苑周辺市街地を例として

高野 武将,成田 健一,三上 岳彦,菅原 広史,本條 毅 (日本工業大学,東京都立大学,防衛大学校,千葉大学)


要旨:
さまざまな建物で囲まれた複雑な街路空間の熱・放射環境の実態を把握することは,ヒートアイランドの研究を進める上で重要なポイントである。本研究では,新宿御苑を対象とした緑地影響把握の観測の一環として行った自動車による周辺市街地移動観測のデータを用い,現実の街路空間における気温の変動特性について考察した。また,同時に測定した街路空間の日射と長波放射,ならびに路面温度の変化についても解析し,建物影響を受けた市街地における実態を明らかにした。さらに,自動車の表面温度についても考察し,車体温度が路面温度とは大きく異なる温度レベルと時間変化を示し,街路空間の熱環境を考える上で無視できない存在であることを示した。


キーワード:
ヒートアイランド,都市キャノピー層,長波放射量