記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 16 (2002年) > 淡路島民の自生植物および輸入園芸植物の利用意識に関する研究

環境情報科学学術研究論文集16 (2002年)

[pp.229-234]

淡路島民の自生植物および輸入園芸植物の利用意識に関する研究

平田富士男 (姫路工業大学)


要旨:
ガーデニングの普及とともに淡路島のように自然に恵まれた地域でも,外国から輸入された園芸種が多用されるようになってきた。真に自然と共生する社会を実現していくためには,何でもいいから花や緑を植栽すればいいのではなく,その地城に自生する植物の有効利用を考える視点が重要である。そこで島民へのアンケートを通じて,自生植物等の利用に関する意識を調査したところ,園芸種の多用は,その植物の好き嫌いやコストの問題ではなく,むしろ増殖しやすいかどうか,が大きな理由であることがわかった。また,自生植物に関する認識も高く,特に,ユリ,スイセンの利用に対する意識が高いことがわかった。これらの自生種は今後園芸利用の対象として有望だが,住民が容易に育成,増殖できるような技術開発が重要であることも把握された。


キーワード:
淡路島,自生植物,ガーデニング,自然との共生,園芸