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環境情報科学学術研究論文集16 (2002年)

[pp.137-142]

チョウとトンボの出現からみた地域内における学校ビオトープの生態的位置付けに関する研究

嶽山 洋志,上甫木昭春 (兵庫県立人と自然の博物館,大阪府立大学)


要旨:
学校ビオトープの意義は主に,(1)地域の生態系を理解する学習拠点,(2)地域の生態系に寄与する環境資産の2点に集約される。本研究では(2)の視点に立脚し,学校及び周辺緑地におけるチョウとトンボの出現から多様性指数を算出,その相対的比較によって地域内における学校ビオトープの生態的位置付けを把握した。その結果,地域内における学校敷地が有する生態的位置付けとして,面積の大きい緑地や菜園や公園に隣接している学校が,また,学校ビオトープの生態的位置付けとして,校舎の開放部に設置されている学校ビオトープや,菜園や樹木園・プールなどに隣接している学校ビオトープが,地域の生物生息拠点として機能していることが伺えた。


キーワード:
学校ビオトープ,多様性指数,生態的位置付け,生物生息拠点