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環境情報科学学術研究論文集16 (2002年)

[pp.115-120]

霧ヶ峰の二次草原における伝統的土地利用方法とその衰退に関する研究

栗原 雅博,中野 浩平,熊田 章子,古谷 勝則 (千葉大学,霧ヶ峰ネットワーク)


要旨:
全国で減少している二次草原の保全方法を模索するため,霧ヶ峰における二次草原の土地利用の変遷を把握した.方法は,既往文献調査を中心に進め,明治以降の5万分の1地形図をGISにより解析し,伝統的土地利用の定量的な把握を試みた。既往文献調査から,霧ヶ峰において伝統的土地利用のシステムが形成されたのは18世紀末であることが明らかになった。また,土地利用の転換は明治時代末期から始まった。また,二次草原の多面的な価値が注目され,第二次世界大戦後に観光開発されたことが明らかになった。GISの結果から,草原の面積は1911~1990年の間に46%に減少していることが明らかになった。


キーワード:
二次草原,採草,伝統的土地利用,霧ヶ峰,GIS