[pp.67-72]
福田 眞典,村川 三郎,西名 大作 (広島大学)
要旨:
将来における都市のエネルギー消費予測を行うためには,既存建物のエネルギー消費の実態を把握し,各用途のエネルギー消費原単位を知る必要がある。これは,今後の省エネルギーを推進していくうえでも重要な指針となる。本論文では,広島市内の建物,特に,散在している小規模建物にも重点を置いて,各種建物用途のエネルギー消費実態調査を行った。広島市(5区)を対象として,建物のエネルギー消費構造の特性を明らかにすることを目的に以下の3点を示し,エネルギーの高消費型建物,高消費密度地区を明らかにした。1)各種建物用途のエネルギー消費原単位,2)各区の建物構成とエネルギー消費量,3)広島市(5区)における建物のエネルギー消費密度マップ
キーワード:
エネルギー消費量,広島市,消費密度,マップ,延床面積