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環境情報科学学術研究論文集15 (2001年)

[pp.131-136]

道の駅における緑陰駐車場の便益評価に関する研究

清水浩志郎,木村 一裕,戸田 和彦 (秋田大学,(株)自然科学調査事務所\n\n)


要旨:
道の駅「小町の郷」は,駐車場に多くの植樹を行っている。これは環境への配慮と癒し効果の促進を目的としたものである。本研究では道の駅「小町の郷」を事例に「環境」と「癒し」の2点に着目し,緑陰駐車場整備の便益評価を行った。その結果,「環境」に対する実質的効果として木陰のアイドリング抑制効果を把握し,アイドリング抑制による年間のCO2削減便益は5,372円,燃料消費削減便益は36,448円と推定された。また「癒し」という精神的効果については,CVMを用いて算出しており,一人当たり125円,年間利用者では11,067,474円であった。これらの結果より,対費用効果としてB/Cを算出したところ1.90と高く,道の駅における緑陰駐車場の整備が「環境」とあわせ,とりわけ「癒し」という点において十分に価値のあることが明らかとなった。


キーワード:
道の駅,癒し,費用便益分析