記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 15 (2001年) > 植木生産地を含む農住混在型都市空間における人と緑の関係性に関する考察-兵庫県宝塚市山本地区におけるケーススタディー

環境情報科学学術研究論文集15 (2001年)

[pp.61-66]

植木生産地を含む農住混在型都市空間における人と緑の関係性に関する考察-兵庫県宝塚市山本地区におけるケーススタディー

三木 健史,林 まゆみ,森田 年則,竹田 直樹 (積水ハウス(株) ,姫路工業大学,淡路景観園芸学校)


要旨:
植木生産地という特色ある農住混在型の都市空間における人と緑の関係性の一端を解明するために,一定の調査対象地を設定し,住民意識を調査した。まず,「植木圃場が多い」といった住民が認知する緑を中心とした生活空間に関する6タイプ,57種のキーワードを抽出し,このキーワードを基にアンケート調査を実施した。結果,キーワードには「身近な緑の存在」といった12のカテゴリーが存在することが把握できた。これらのカテゴリーにより住民は緑を認知していると考えられ,ここに人と緑との関係性が表出されたと理解できた。また,その関係性には,1)緑を媒体とした内外の交流機会,2)公共的な緑と植木産業などの生業的な緑の緑量感,3)一定期間の直接的な緑との関わり合い,4)緑という資源のある地域全体としての認知,という人と緑の関係性の主な構成要素として4つの因子があることが把握された。


キーワード:
市民意識,都市環境,圃場